▶ %演算子を使うことで文字列をフォーマットすることができます。文字列の基本を学んだ方は、演習問題はいかがでしょうか?
はじめに
Pythonでデータ分析をするうえで基本文法の学習を進めていきましょう。プログラムでは、文字の集まりを文字列として扱います。今回はこの文字列型について基本から解説をしていきます。
文字列型
文字列型を定義する
Pythonで文字列を定義するには、ダブルクォーテーション(”)、あるいは、シングルクォーテーション(’)を使って囲みます。この「”」や「’」を引用符といいます。
囲むときには、引用符はダブルクォーテーションならダブルクォーテーション、シングルクォーテーションならシングルクォーテーションにそろえる必要があります。
二つの引用符があると、文字列の中にこれらの記号を含むものも扱えるようになります。私は、基本的には「’」を使っています。
少し例を見てみましょう。
’今日はいい天気だなぁ。'
のように「’」という引用符で囲んだ部分が文字列となります。もし、文字列の中に「’」が含まれたときには、引用符なのか、文字列なのかわかりません。そのようなときには、引用符として「”」を使うとよいでしょう。
”文字列に「'」を含むときは引用符をダブルクォーテーションにするとよいです"
文字列型を連結する
文字列の連結は簡単です。文字列と文字列を足し算すると、文字列同士を連結することができます。これも例を見てみた方がわかりやすいでしょう。
'今日はいい天気だ'+'明日はどうかな?'
'今日はいい天気だ明日はどうかな?'
いかがでしょうか?「今日はいい天気だ」と「明日はどうかな?」を足し算したので、これらが連結されて「今日はいい天気だ明日はどうかな?」となっています。機械的に連携津されるため、句読点とかは足されません。
文字列の連結は、変数に入れた場合でも同様にできます。これも例を見ておきましょう。
today='いい天気だ!'
tommorow='明日も晴れるといいな!'
today + tommorow
'いい天気だ!明日も晴れるといいな!'
簡単ですね。変数に入れても同じ挙動で、単純に「連結」される、という予想通りの結果になりましたね。
注意事項
これまで見てきたように文字列同士の連結は単なる足し算なので簡単ですね。この足し算ができるのは「型」が揃っているという条件があります。数値型と文字列型の足し算はできません。
例えば、age=30とtext=’歳です。’という2つの変数があったとき、ageは数値型、textは文字列型なのでそのまま足し算をして連結することはできません。
まず、これを確認しておきましょう。
age=30
text='歳です。'
age + text
---------------------------------------------------------------------------
TypeError Traceback (most recent call last)
<ipython-input-3-0fbb9293f86f> in <module>
1 age=30
2 text='歳です。'
----> 3 age + text
TypeError: unsupported operand type(s) for +: 'int' and 'str'
エラーが表示されてしまいました。TypeErrorというのは「型」に関するエラーとなります。エラーの最後の行に「TypeError: unsupported operand type(s) for +: ‘int’ and ‘str’」とありますね。+演算子ではint型とstr型を足し算できません、といっています。このような時は、数値型を文字列型に変換してから足し算を行います。
数値型から文字列型への変換は、組み込み関数str( )を使います。
str(age) + text
'30歳です。'
今度はうまくいきました。このように、足し算するときには必ず型を揃える必要があります。注意するようにしてください。
まとめ
いかがでしたか?難しいことが何もなかったですね。実は文字列型はもっと奥が深いのですが、これらは必要に迫られた時に少しずつ学んでいくことにしましょう。
▶ データ分析を基本から学びたい場合は、以下の記事をご覧ください。
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