はじめに
前回は、散布図、折れ線グラフ、ヒストグラム、棒グラフ、箱ひげ図の描き方を扱いました。matplotlibでは、ほとんど同じ書式で、グラフの指定方法だけ変えればこれらのグラフを描くことができることを確認しました。
ただ、前回はとりあえずグラフを描く、というだけでグラフ周りの設定についてはまったく触れませんでした。今回は、この辺のグラフ周りの設定について扱います。matplotlibでは、グラフ周りの設定も共通で扱えることが多く難しくありません。早速、みていきましょう。
サンプルデータの準備
今回は前回とまったく同じデータをあつかうことにしましょう。
import seaborn as sns
tips=sns.load_dataset('tips')
tips
グラフ周りの各種設定
では、散布図を例にとってみていきましょう。
import matplotlib.pyplot as plt
%matplotlib inline
# 散布図を描く
plt.scatter(tips['total_bill'],tips['tip'])
ここまでは前回と同じですね。今回は、このグラフに各種設定をしていきます。
グラフタイトルの設定
作成したグラフが何を表しているのか、を記述するグラフタイトルは重要ですよね。まずはグラフタイトルから見ていきましょう。次のようにすることでグラフタイトルを設定することができます。
plt.scatter(tips['total_bill'],tips['tip'])
plt.title('請求金額とチップの分布')
タイトルの文字は少し大きくしたいですよね。そのような場合は、次のようにするとよいです。
plt.scatter(tips['total_bill'],tips['tip'])
plt.title('請求金額とチップの分布',fontsize=20)
<
軸タイトルの設定
では、次に軸タイトルをみていきましょう。x軸、y軸とも同様に扱えます。
plt.scatter(tips['total_bill'],tips['tip'])
plt.title('請求金額とチップの分布',fontsize=20)
plt.xlabel('請求金額')
plt.ylabel('チップの金額')
これで軸タイトルの設定ができました。このように、グラフタイトル、軸タイトルは同じような方法で指定することができます。
- グラフタイトル:plt.title(‘グラフのタイトル名’)
- x軸のタイトル:plt.xlabel(‘x軸のタイトル名’)
- y軸のタイトル:plt.ylabeel(‘y軸のタイトル名’)
まとめ
いかがでしたでしょうか?グラフのタイトル、軸タイトルの設定は簡単でしたね。どちらも同じような書式で設定することができました。グラフの設定はいろんな項目があります。実際にグラフを作成してみると、いろいろ「こういうことはできないのかな?」ということが出てくるかと思います。次回も、今回に引き続き、グラフの設定を扱うことにします。
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