はじめに
今回は、コーディングしていれば必ず遭遇するエラーについてです。エラーはどうやっても発生するものですが、単純なスペルミスなどはエディタの補完機能で避けることができます。また、発生したエラーの意味を知ることで、エラーをこだわらずに、「間違っている個所を教えてくれてありがとう」という気持ちで修正できるとよいですね。
エディタの設定
エディタは各自の好みで使いやすいものを使えばよいと思いますが、特に仕事でコーディングしているわけではない場合は、悩ましい部分もあるかもしれません。私も何が一番良いのかはわかりませんが、「Atom」「VS Code」「PyCharm」などを使っている方が多そうです。私もこれらのすべてをインストールしていますが、いまは主にAtomを使っています。ここでは、Atomの補完機能について、紹介します。
Atomでは、HTMLに関してはdefaultで補完機能が働きます。その他入れておいたほうが良いと思う便利なパッケージを紹介します。
- japanese-menu
メニューバーコンテキストメニュー、設定画面を日本語化します。 - atom-html-preview
これはAtomで書いたHTMLを即時にプレビューする、live preview機能を提供してくれます。 - autocomplete-python
AtomでPythonをコーディングすることがあるなら、いれておくとよいでしょう。Pythonの補完機能を提供してくれます。 - platformio-ide-terminal
Atom上でTerminalが利用できるようになります。
AtomでこれらのPackageを追加するのは、非常に簡単です。メニューバーの「ファイル」から「環境設定」をクリックします。
次に「Install」をクリックします。
すると、右側の領域に「パッケージのインストール」が表示され、パッケージの検索窓が表示されます。ここで、ご紹介したパッケージを入力して「Packages」をクリックすると、対象のPackegeが表示されるので、あとは「Install」をクリックするだけです。
よくあるPythonのエラー
さて、上記のようなエディタの設定をしても、エラーはどうしても避けられないものです。ここでは、よく遭遇するエラーを整理して、「恐怖心」を払しょくしましょう。
- SyntaxError
これは構文エラーです。文法の間違いなので、直前で加えた・あるいは変更した箇所を中心に間違いがないかをみていくとよいです。 - NameError
これは定義していない変数名を使用した際に起こるエラーとなります。定義し忘れや、割とよくあるのがスペルミスです。 - AttributeError
オブジェクトが持っていない属性を使用した際に起こるエラーです。いまいちど、オブジェクトがその属性を持っているのかをよく調べてみるとよいでしょう。 - TypeError
これは、誤ったデータ型同士の演算で起こるエラーとなります。そのため、エラー箇所の型を調べるとよいです。 - ValueError
データ型はあっているが、値が間違っている場合に発生するエラー。たとえば、0に関する計算だったり、正の値しか受け付けない演算に対して負数が指定されていた場合などが多いです。 - IndentationError
インデント周りで起こるエラーです。インデントがあっていなかったり、なかったりすると起こります。 - IndexError
範囲外のインデックス(要素番号)を指定したときに起こるエラーです。基本的にリストで起こります。 - KeyError
辞書で登録されていないキーが指定された場合に起こるエラーです。 - ModuleNotFoundError
importで指定したもおじゅーるがない場合のエラーとなります。 - FileNotFoundError
指定したファイルが存在しない場合に起こるエラーです
まとめ
いかがでしょうか?あらかじめエラーの内容を把握しておくと、少しは気が楽になりませんか?エラーが発生した場合は、ヒントを与えてくれてるんだ!と感謝の気持ちで取り組むとよいですね。是非、上記の情報を活用してください。
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