はじめに
今回はfor文、break文、continue文を扱います。for文による繰り返し処理は、break文とcontinue文をつかうことで制御フローを変更することができます。まずは、for文による繰り返し処理、その次に制御フローの変更の例をみていきましょう。
for文
for文はリストやタプルなどのシーケンスに対して、各要素を順番に変数に代入し処理をおこなうことを可能にします。for文は最後の要素に到達した時点で反復処理を終えます。
for文はrange関数と一緒に使われることも多いので、この例で示しましょう。range関数は等差数列を生成するrangeobjectを返します。rangeobjectの中身をすべて確認したいのであれば、list(range(5))のようにします。
pets=['らいおん','きりん','らくだ','ねこ']
for i in range(len(pets)):
print(pets[i])
rangeの例を示したかったので、このようにしましたがこれはもっと簡単に次のようにできますね。
pets=['らいおん','きりん','らくだ','ねこ']
for pet in pets:
print(pet)
break文とcontinue文
for文は条件式がFalseになるまで反復処理を繰り返しますが、break文で意図的に中断することができます。
nums=[1,2,3,4,5,6,7,8,9,10]
for num in nums:
if num == 7:
break
print(num)
上記の例では、numsから順番に要素を取り出していき、7になったら止めています。そのため6までの数字が表示されます。
これに対してcontinue文はループ内の処理をスキップする際に使われます。
nums=[1,2,3,4,5,6,7,8,9,10]
for num in nums:
if num == 7:
continue
print(num)
上の例では7のときにcontinue文を使ってループ処理をスキップさせています。7より後は再び継続して処理します。
まとめ
いかがでしょうか? 繰り返し処理をする中で、特別に処理を変えたいことはよくりますよね。 今回は単純な話でしたが、重要な構文となるのでしっかりおさえておきましょう。
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