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Python初心者向け:辞書型 ~演習問題と解答~

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▶ 辞書型を基本から確認する場合は、以下の記事をご覧ください。

この記事はこんな方におススメです
  • 辞書型について基本を学んだので、理解しているか試してみたい初学者の方
  • 辞書型に関する演習問題にチャレンジしてみたい初学者の方

はじめに

今回も「Python基礎」とします。前回まででリストについてある程度扱えるようになったので、今回は辞書型を学びましょう。辞書型のオブジェクトをつくるときは、波括弧{ }で囲んでキーと値を対応させて定義します。

辞書型を使った処理では、キーが存在するかどうかに気を付けて処理を行う必要があります。存在しないキーを使って辞書の要素を参照しようとすると、例外が発生するため、注意が必要となります。

今回は、辞書型を扱うときに特によく使うメソッドについて整理します。

辞書型のメソッド

辞書型で特によく使うメソッドについて整理しておきましょう。辞書のキーの一覧を取得するときに使うのが、keys()メソッドとなります。辞書のオブジェクトに続けて、.keys()とするとkeyの一覧が表示されます。

辞書型では、keyに対応した値(value)があります。この値の一覧を取得するメソッドがvalues()となります。

keyと値を別々に取得する場合は、上記のメソッドを使えばよいですが、keyと値をペアにしたタプルをリストにして取得したい場合があります。このとき使うメソッドがitems()メソッドとなります。

実際に問題を通して、扱っていきましょう。

問題

testdic = {‘らくだ’: 3, ‘パンダ’: 5, ‘ぞう’: 7, ‘きりん’: 1}という辞書型オブジェクトがあったとき、
1.
key:らくだ
key:パンダ
・・・
のようにkeyの一覧を表示させてください。
2.
動物全部の平均値を計算してください。

解答

まずは、問題にある辞書型のオブジェクトを作りましょう。問題に記載してあるもの、そのままですが、次のようにします。

testdic={'らくだ':3,'パンダ':5,'ぞう':7,'きりん':1}
testdic

1.はkeyを取得して、「key:」と組み合わせて表示させればよいですね。keyの取得はkeys()メソッドでできるので、次のようにします。

for key in testdic.keys():
    print('key:%s'%key)

これはここまでの内容が理解できていれば、解説は不要ですね。次に2匁を見ていきましょう。2問目はどうように値を取得すればよいですね。

animal_sum=0
for value in testdic.values():
    animal_sum+=value
    
print('動物たち全体の平均は、%.1f'%(animal_sum/len(testdic)))
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まとめ

いかがでしょうか?新たに辞書型を扱いましたが、これまで学んできた内容と組み合わせて問題を解くことができました。このように文字列を動的に生成する方法は必須なので、この部分の理解があいまいな場合はしっかり復習しておきましょう。

▶ Pythonによるデータ分析の学習の進め方は以下の記事を参考にしてください。

 

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