はじめに
「サイト改善」と一言でいっても、いろんな改善が考えられます。たとえば、ページ全体のレイアウトだったりナビゲーションの部分の改善も考えられます。あるいは、バナーのクリエイティブや見出しと本文といったライティングそのものの見直しや、さらにページの表示速度、も重要な改善項目です。では、これらの「改善」を施すページはどのように選んだらよいでしょうか？
ランディングページの改善
もし、どのページを改善するかに悩むようであれば、ランディングページの改善をすることをお勧めします。ランディングページはサイトの入り口となるページなので、改善効果が大きくまず第一に取り組む項目となります。今回は改善対象とするランディングページの抽出方法をご紹介します。
GoogleAnalyticsでランディングページを確認するには、「行動」>「サイトコンテンツ」>「ランディングページ」を選択します。すると、ランディングページがセッションの多い順に表示されます。
「改善したい」ランディングページとは、どのようなページでしょうか？たとえば、セッションが多く、直帰率が高いページが考えられます。このようなページは、多くのユーザーを集客（セッションが多い）しているが、ページに満足せずにページを離れている（直帰率が高い）ということになります。そこで、直帰率で並び替えてみましょう。「直帰率」をクリックすれば降順で並びます。
しかし、このままだと使い物になりません。並び替えた後のセッションをご覧ください。セッション数1とか2のような一桁のものが並んでいます。直帰率をどんなに改善しても、セッションが少なすぎては効果は期待できません。このようなときには表の上部にある「並び替えの種類」から「加重」を選んで並び替えてみてください。
すると、セッション数が多くて、直帰率が高いランディングページが抽出できます。
これは直帰率をセッション数の加重で平均したものとなります。まずはこの加重で並び替えたランディンページリストの上から改善検討をしていくとよいでしょう。
まとめ
いかがでしたか？ランディングページの改善といってもやみくもにアクセスが多いものを順位対応するのではなく、改善効果が高いものを抽出してそこから手を付けた方が効率的ですよね。今回の加重平均で抽出する方法を是非試してみてください。
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